思考(感情)モジュールという概念

お寺の入口の掲示板に今月の格言みたいなものがよく啓示されていますが、我々は書籍、映画、音楽、誰かの何気ない一言等、そんな世に溢れかえっている情報の中から取捨選択し、自分に必要な情報を吸収し、学んだり感動したり傷ついたりして生きています。

しかし、これだけ情報過多な世の中で、必要のない情報に振り回されたりしているのも事実です。

それならば、的確に自身の成長に繋がるような学びや感動だけを選択して生きていけないものだろうか?

コンピュータプログラミングの世界に、構造化プログラミング(オブジェクト指向)という概念があります。

これは、プログラムを処理の手順通りに1から10まで順番に書いてくのではなく、機能ごとに細分化してプログラムを書いて、その機能が必要な時にメインのプログラムから呼び出すと言った感じのプログラミング手法です。

例えるなら、業務のアウトソーシングみたいなものです。

このオブジェクト指向の概念を使って、先の問題を解決できないだろうか?

世の中には、格言や先人の智恵、哲学など人生を豊かにする情報がたくさんあります。

そして、日々の暮らしの中で体得した智恵など、どんどん増え続けています。

そういった情報の1つ1つをモジュールとして捉え、そのモジュールの中から自分に必要なものだけ取り出し組み合わせて、自分用に最適化しながら自身の人生の指針(哲学・信仰)を構築する。

AI技術を使って、そんな処理を補助できるツールが作れないものだろうか?

Digital Religion Innovation(デジタル宗教革新)という概念は、こんな疑問から着想しました。