アナログ系プラグイン・機材には、スウィートスポットと呼ばれる適切な音量があるので、プラグインを通る前のボリュームを調整して、エフェクトのかかり方を最適化する。
ゲインリダクションが無いEQでも、ゲイン・ステージングの恩恵は得られる。
内容が確定してからゲイン・ステージングに入る。(できればオーディオ化しておく)
潰した分は、そのプラグインの中で戻し、前後で大きく変わらないようにする。
・波形の大きさ:プラグインに入る前の音量
・フェーダー:プラグインに入った後の音量
・VUメーター:平均的な聴感上の音量を計測
※ 平均的音量を出すものなので、ダイナミクスの強いものは拾いきれない。
・ヘッドルーム:0dBVUの基準 → -18dBVUが推奨
<手順>
1. VUメーターのヘッドルームを-18dBVUに設定。
2. 全トラックのフェーダーを±0dBに設定。
3. 全トラックのパンをセンターに設定。
4. 波形が大きい部分をループして確認しながら、波形の大きさを変えて0dBVU付近に合わせる。(超えても良い)
5. 定常的に動く(一定箇所に収まりきらない)波形の場合は、ピークを0dBVU付近に合わせる。
6. アタックが強すぎてクリップしてしまう波形の場合は、VUメーターを使えないので、ノーマライズで最大ピークレベルを-6dBに設定。
7. ギター等のアンプシュミレーターをかけた音源の場合は、通した後の音源をゲイン・ステージングする。(アンプシュミレーターのマスターボリュームで調整)
8. MIDI(VST)音源の場合は、音源のマスターボリュームで調整する。