五行には、木・火・土・金・水の５要素があります。
このなかで互いに「生み出す」「生み出される」関係を相生（そうじょう）といいます。
相生関係にある相手（行）とは、とても仲が良くスムーズにいられます。
ただし厳密にいうと、その力関係は少し違います。
自分が相手を生み出す関係の場合は、自分の力を相手に与える代わりに、自分の力が少し弱まってしまいます。
逆に相手から力をもらう場合は、自分の力以上のパワーをつけることができるでしょう。
・木生火
木をこすり合わせると燃え出します。
つまり、木は日を生じることができます。
逆の立場からみると、火は木によって生じられます。
・火生土
火が燃え尽きると、やがて灰となり、それは土になります。
つまり、火は土を生じることができます。
逆の立場からみると、土は火によって生じられます。
・土生金
土が集まって山になると、それは鉱山になります。
つまり、土は鉱物（金）を生じることができます。
逆の立場からみると、金は土によって生じられます。
・金生水
鉱物が冷えると表面に水滴が生まれます。
つまり、金は水を生じることができます。
逆の立場からみると、水は金によって生じられます。
・水生木
水は植物を育てます。
つまり、水は木を生じることができます。
逆の立場からみると、木は水によって生じられます。