「CLA-76とは」
・Urei 1176がモデル。
・FET（トランジスタ）を使っているため、音に対する反応が早く、鋭いかかり方をするのが特徴。
・この機種はアタックとリリースのノブの数値と働きが一般のコンプと逆になる。
・スレッショルドが固定されている。（入力する音量を調節して圧縮量を決める。）
「CLA-76と相性の良い音・悪い音」
・音色作りに適したコンプのため、元のイメージをあまり変えたくないクラシックなどには不向き。
・ロックやEDMなどのキックやスネア、ベースの音作りでアタック感やタイト感を作ることが得意。
※ 音の変化が大きいのであまり重ねがけはせず、１つで音を作り込む方が良い。
「VRメーター」
・GR：何dB圧縮されているかをメーターに表示するモード（デフォルト）。
・IN：何dB入力されているかをメーターに表示するモード。
・OUT：何dB出力されているかをメーターに表示るモード。
・COMP OFF：押すとコンプの電源が切れる。
「インプットの使い方」
圧縮量を決める最も重要な設定。
メモリは「∞ ~ 0」まであり、設定値はそれぞれ「-∞ ~ 0 dB」を表していて、初期値は-30dBに設定されている。
ビークオーバーしたら、OUTPUTを下げる。
※ 点灯したまま使用してはいけない。
※ 一度点灯したランプはクリックすると消灯する。
「アウトプットの使い方」
圧縮量をINPUTで調整するという性質上、圧縮後に音量変化が生じてしまうのでOUTPUTノブを使用して目的の音量に整える。
メモリは「∞ ~ 0」まであり、設定値はそれぞれ「-∞ ~ 0 dB」を表していて、初期値は-18dBに設定されている。
「ATTACK/RELEASE」
アタックとリリースの設定。
・数値が大きいほど（時計回り）アタックやリリースの時間が短くなる。
・数値が小さいほど（反時計回り）アタックやリリースの時間が長くなる。
・ATTACKノブの設定値：「1が最遅の1ms」「7が最速の0.05ms」
・RELEASEノブの設定値：「1が最遅の1s」「7が最速の50ms」
「RATIO」
レシオの設定。
圧縮比の設定：「20：1」「12：1」「8：1」「4：1」「ALL」
「ANALOG」
ノイズシミュレーター。
使用する電源の周波数（「50Hz」「60Hz」）を設定して、周波数に応じたノイズを加えることができる。
「REVISION」
リビジョンモデルの切り替え。
実機の1176ではマイナーモデルが製造された時期があり、プラグインでもマイナーモデルを使用することができる。
・BLACKY：黒色の機種
・BLUEY：青色の機種（Blue Stripe）