ステレオ用になると「PAN」が追加され、原音とダブリングのパンニングができるようになる。
「Reel ADT 2V」になると、もうひとつダブリングの「ADT」が現れ、3声の効果をつけることができる。
基本的にパラメーターが増えるだけで、使い方は同じ。
「SRC」
原音の設定。
「ADT」
ダブリングの音の設定。
SRCより±20msの間で、どのタイミングで鳴らすかを設定する。
「VARI SPD」
ダブリングの音がどのように動いているかを目で確認できる。
「VARI SPEED」
VARI SPDの動く範囲を設定。
デフォルトは、±10ms。
±20msまで拡大可能。
「LFO」
ダブリング効果の動く大きさや、動き方を決めることができる。(VARI SPEEDに周期的な動きを与えることができる。)
動きによってできる、テープスピードのピッチの揺れも再現できる。
「Random」を使うと動き方に人間味が出ます。
・LFO RANGE:時間軸の動きの幅。
・RATE[Hz]:周期。
・SHAPE:動きの特性を決める波形。(Sine UP、Sine Down、Triange Up、Triangle Down、Random)
・SYNC:テンポシンク。(楽曲のテンポに合わせた音符単位での周期)
※ ボーカルのダブルトラッキングは、ShapeをRandomに設定するのが推奨。
※ SYNCをオフにしないと、ShapeをRandomに設定できない。
※ Randomを選択すると、Rateは設定不可になり、Rangeのみ設定可能になる。
※ Randomを選択すると、VARI SPEEDのツマミは、動きの中心をずらすオフセットの役割として機能する。
「DRV」
真空管の暖かい質感の歪みが加わる。
サチュレーションをかけると馴染みやすくなるという効果をつけることができる。
・DRV(SRC): 原音にかかるサチュレーションを設定。
・DRV(ADT):ダブリングにかかるサチュレーションを設定。
「LATCH/TOUCH」
VARI SPEEDの動きをオートメーションにする際の設定。