ホロスコープという人生劇のなかで、「天体」は役者のような存在です。
10個の天体は、すなわち10人の登場人物。それぞれがどんな役割を持っているのかを理解することが、「天体」への解釈の基本です。
「天体」は古典的占星学では、「吉星(ベネフィック)」と「凶星(マレフィック)」に分けられていました。
<吉星(ベネフィック)>
月、金星、太陽、木星
<凶星(マレフィック)>
火星、土星、天王星、海王星、冥王星
※ 水星は、吉凶なし
ただ、吉星でもマイナスに働くこともありますし、凶星でもプラスに働くこともあるのが占星学の深さです。
吉凶だけにこだわらずに判断するようにしましょう。
また、「天体」は、個人に影響するもの、社会のなかで生かすもの、世代的な意識をあらわすものに分けて考えると、ホロスコープの読み解きがしやすくなります。
<個人に影響するもの>
月、水星、金星、太陽、火星
<社会のなかで生かすもの>
木星、土星
<世代的な意識をあらわすもの>
天王星、海王星、冥王星
掲載元:ARI占星学総合研究所