六道と六観音

我々人間は今人道にいますが、善悪の行いによって、死後生まれ変わる世界が変わると考えられています。
これを”輪廻”といいます。
この輪廻から抜け出し、生まれ変わりを止めようとする仏教の最終的な目標が”成仏”です。
観音信仰の1つに、この”六観音”と呼ばれるものがあります。
六尊の観音が六道それぞれの世界を担当しているとされています。

・天道(白):如意輪観自在菩薩=多くの天部が住む世界。

・人道(黄):准胝観自在菩薩=我々人間の世界。

・修羅道(青):十一面観自在菩薩=戦に明け暮れる争いの世界。

・畜生道(緑):馬頭観自在菩薩=牛や馬などが本能のままに生きる世界。

・餓鬼道(赤):千手千眼観自在菩薩=飢えと乾きで苦しむ世界。

・地獄道(灰):聖観自在菩薩=罪を償わせるための世界。

 

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