位相法:散法

<対冲>

180度の位置関係にある支と支。
対冲の作用は、物事を淘汰すること。
淘汰によって、新しい局面が生まれる。

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<害>

合法の支合を壊し、健康面に支障をきたす。


・卯ー辰の害:木剋土

土性が表す「肉」が弱く、木性が表す「筋」が強いというアンバランスな状態を生み出す。


・寅ー巳の害:木生火

寅の木が巳の火を生じ、火の力が強まる。

・丑ー午の害:火生土

午の火によって丑の土が強まる。


・子ー未の害:土剋水

未の土が子の水を剋す。


・亥ー申の害:金生水

申の金が亥の水を強め過ぎる。


・戌ー酉の害:土生金

金性が強まる。

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<破>

まとまっているものを壊す。

 

<刑>

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・自刑

「辰ー辰」「午ー午」「酉ー酉」「亥ー亥」

命式に自刑をもつ人は、不必要な我を張りやすく、それが敵をつくることになりやすい。
プライドが高く、歳とともに努力をしなくなる傾向もみられる。
また、自分の生まれた日の支と占いたい年の支が自刑の関係になると、迷いが大きくなる。

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・無礼刑

「子→卯」「 卯 →子」

子は卯を刑し、卯は子を刑す関係。
十二運星のなかでエネルギーがもっとも大きい「帝王」に関わる刑のため、凶意は大変強いとされ、物事の最盛期で禍が出やすいとも言われる。
また、命式にこの刑をもつ人は、乱暴な言動が多く、周囲に迷惑をかけやすいとされることも。
女性の場合は、母親とのあいだで争いが絶えない傾向にある。

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・恃勢刑

「寅→巳」「巳→申」「申→寅」

寅は巳を刑し、巳は申を刑し、申は寅を刑す関係。
命式に恃勢刑をもつ人は、勢いに任せて動き、失敗する傾向がある。
また、恃勢刑は十二運星で「物事の始まり」を意味する「長生」に関わる支であるため、物事の始めに禍が出やすいことも。
自分の生まれた日の支と占いたい年の支が恃勢刑の関係の場合も同様の傾向がみられる。

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・無恩刑

「丑→戌」「戌→未」「未→丑」

丑は戌を刑し、戌は未を刑し、戌を丑を刑する関係。
無恩刑は、十二運で人生の終着点の「墓」と関わる刑のため、物事の終盤など、まとめの段階で禍が出やすいとされている。
また、 無恩刑を命式にもつ人は、ドライな面があるため、冷酷に思われる一方で、割り切りが良く、知恵者のように見られることも多い。

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