数秘・タロット対応数

『1』魔術師

・数秘:〜 私は決める 〜

開始、個人としての自分の価値(自分で決める)

・正位置の意味

手腕、創造、コミュニケーション、チャンス、可能性、潜在力。

魔術師のカードは、無から有を生み出す潜在能力や、言語を使った表現力などの、コミュニケーション能力を表します。
魔術師のカードが正位置で開かれると、ポジティブな意味として受け取られ、チャンスの到来や創造力を発揮する場面などが、訪れるかもしれません。
それはその人自身が内に持つ、経験や技術をもとにした能力が発露する機会の到来であり、新しい可能性がスタートする瞬間です。
何かにチャレンジするタイミングで、このカードが開かれれば、良いスタートを切れる可能性が高いでしょう。
ただその結果が伴うかは、あなた自身の内なる実力によるところが、大きいといえます。

・逆位置の意味

低迷、スランプ、失敗、消極的、混迷、やる気の枯渇。

魔術師のカードが逆位置で開かれると、その意味は混迷や停滞期を表します。
根拠のない自信は失われて、消極的な状態になり、周囲の言動などの影響で気持ちが揺れ動き、混乱し始めるでしょう。
何をするにも自信が伴わないため、理由のないスランプに陥ったと感じるかも知れません。
好奇心が先走って、自分が本来目指すべき目標が失われていないか、今一度チェックした方が良さそうです。
どちらにせよ、現実的な結果を出すことが難しくなっていますから、まだ知識を得るなどの勉強が必要だといえるでしょう。


『2』女教皇

・数秘:〜 私は繋がる 〜

繋がる、自分の影側を見る

・正位置の意味

知性、理性、安心、聡明、期待、満足、直感。

女教皇のカードが正位置で開かれると、知性や理性など知識を得ることや、冷静に物事を判断し対応している姿を意味します。
女性的な、包み込み育むような安心感や、心の充足を表すように、物質的な豊かさよりも、より精神的な心の豊かさがフォーカスされるのです。
特に受験や資格試験では、良い結果として解釈することが出来るので、学習の成果を出し切るつもりで、安心して試験に望めばよいでしょう。
また対策のカードとして開かれたときには、感情に振り回されず、理性的に物事を判断する必要性が求められているといえます。
冷静に成るために、一呼吸置くように意識してください。

・逆位置の意味

悲観、無神経、現実逃避、批判的、無気力、疑心暗鬼、猜疑心。

女教皇のカードが逆位置で開かれると、その意味も正反対に表れます。
最も顕著なケースは、冷静さを欠いて感情に振り回されている状態でしょう。
特に女性なら我儘な一面が出て、周囲を傷つけかねないこともありますし、衝動的な行動で、返って自分を傷付けることもあるので、十分注意してください。
正位置でも述べたように、女教皇のカードは心の充足に関わるカードなので、逆位置でそれが出ると、心が枯渇して愛情不足に陥っていることを意味するのです。
そんな愛情不足からくる行動が、周囲も自分さえも傷つけてしまったり、無気力な気持や、疑心暗鬼の原因となってしまうといえます。


『3』女帝

・数秘:〜 私は生み出す 〜

コミュニケーション、創造

・正位置の意味

繁栄、豊穣、愛情、包容力、家庭を守る、女性からの援助。

女帝のカードが正位置で開かれると、物質的な安定と精神的な充足を意味します。
試験や受験の結果を占う際に、この女帝のカードが開かれれば、その結果は満足のいく理想的なものとなるでしょう。
特に恋愛など、異性関係や夫婦関係では、良い未来を表しており、経済的にも精神的にも満たされて、穏やかな生活を過ごせます。
女帝のカードは女性としての幸せの象徴ともいえるカードなのです。
また男性がこのカードを開けば、目上の女性からの支援を得るなど、包容力を持った女性に助けられることもあるでしょう。

・逆位置の意味

挫折、嫉妬、感情的、情緒不安定、わがまま、軽率。

女帝のカードが逆位置で開かれると、女性の我儘な一面が、強く現実に影響していることを意味します。
心は不安定になり、移り気なところが周りを混乱させたり、時には嫉妬や悲しみから、一人で深く落ち込むこともあるでしょう。
女帝のカードの逆位置は、感情に翻弄されがちな女性の一面を表しますから、無駄使いや浪費などにも注意が必要です。
また家族を持たれている人であれば、夫婦間の愛情が冷めてしまったり、家の中が乱れることもあるので、まずは足元から整えていきましょう。


『4』皇帝

・数秘:〜 私は積み重ねる 〜

安定(通常通りに進む、自分のルールを定める)、識別と計測

・正位置の意味

支配、安定、成功、達成、男性的、行動力、強い責任感。

皇帝のカードは、権威の象徴ともいえるカードです。
ですから、何か占いの結果として出た場合には、成功や達成など良い結果として解釈します。
またこのカードは、現実的な成功を強く表しますから、その意味では具体的な成果を手に入れられるでしょう。
例えば経済的な問題であれば、収入の増加や仕事上の出世などです。
女帝のカードなら、人からの引き立てによる成功ですが、皇帝のカードは独力で成功を掴みとる意味が強くなります。
周りと協力し合って結果を出すのではなく、強力なリーダーシップを発揮して、周りを巻き込んでいく、もしくは蹴落としてでも伸し上がるカードです。

・逆位置の意味

横暴、勝手、傲慢、独断的、孤高の憂鬱、無責任、疑心暗鬼。

皇帝のカードが逆位置で開かれると、孤独なリーダーとしての悪い側面がフォーカスされます。
それは協調性を欠いた、横暴で身勝手なふるまいをしたり、傲慢になりがちで、周りから敬遠されるようになるのです。
この皇帝のカードは強く結果を引き寄せますが、その反面多くのものを犠牲にしがちです、部下や同僚、友人や家族を蔑ろしてに、自らの目的のために邁進し、周りに敬遠される。
それが逆位置の強い意味だといえるでしょう。
また時には、疑心暗鬼になって独断的に振る舞ったり、成功を逃し没落していく、そんな皇帝としての終焉も表すので注意しましょう。


『5』教皇

・数秘:〜 私は踊る 〜

自由、感覚に従う(五体で考える)

・正位置の意味

慈悲、優しさ、信頼、尊敬、協調性、社会性、法の順守。

教皇のカードのキーワードは「慈悲」です。
教皇は人間的な優しさを象徴するカードであり、協調を重んじる高い精神性を意味します。
広い心から周囲への援助を行ったり、公平なルールに基づいて判断することで、周囲かっらの信頼が得られて、認められる機会が訪れていると読みとります。
このカードが開かれると、そんな精神的な援助者が表れることも意味しますから、何かアドバイスを貰えるような機会があったら、素直に受け取り、活かせるように心掛けて下さい。
目上の方からの好意や親切心も、感謝を持って聞き入れられれば、良い方向に物事が進みやすいでしょう。

・逆位置の意味

保守的、不信感、虚栄、お節介、利己主義、逃避、怠惰。

この教皇のカードが逆位置で開かれると、広く大きな心は閉じて、自分へと向かいます。
利己的になり、それが原因で周りからの信頼を失いかねない事態にも。
良かれと思って手を差し伸べたことも、相手からは良く思われず、空回りしてしまい易いようです。
新しい考えや、周囲の意見を尊重できずに、頑固にもなりがちなので注意しましょう。
自分の気持ちを優先して、社会的なルールや倫理観に背く行為を取らないよう、くれぐれも心掛けてください。


『6』恋人

・数秘:〜 私は調和する 〜

調和、バランス、協力

・正位置の意味

恋愛、トキメキ、情熱、共感、楽しめる、誘惑と戦う、絆や縁、結婚。

恋人のカードは、ストレートに恋愛などの男女関係を示すか、その時のウキウキするような気持ちのように、心躍る状態であることを意味します。
マルセイユ版では、恋の駆け引きのように、揺れ動く男女の心のさざ波が読み取れますし、ウェイト版では、エデンの園でアダムとイブが出会うような、神聖な男女関係の始まりのように受け取れます。
どの種類のタロットカードであれ、この恋人のカードが指し示すのは、対象者の心情であり気持ちを表す、ということを覚えておいてください。
皇帝や女帝のように、物質的な喜びではなく、気持ちの充実を意味すると受け取って置けば、どのようなケースの解釈でも迷うことは無いのでしょう。

・逆位置の意味

誘惑、不誠実な異性関係、不道徳、空回り、失恋、破局、快楽に溺れる、離別。

恋人のカードが逆位置で開かれると、それは感情などの欲望に支配された行動や現状を表します。
ウェイト版のカードが表していた神聖な出会いは失われ、不誠実な男女関係に陥ったり、その状態に盲目的に突き進むなど、快楽に溺れるかのように、気持ちが抑えられなくなります。
その結果、異性関係や周囲との人間関係は空回りし、最終的には失恋や破局、離別などのように、縁が切れることもあるでしょう。
また地に足が着かず、感情を優先して周りを犠牲にしてしまうこと在るので、十分注意してください。


『7』戦車

・数秘:〜 私は追求する 〜

スキル(技術)

・正位置の意味

行動力、独立、積極性、スピーディー、勝利、征服、突進、負けず嫌い。

戦車のカードは、具体的な行動力や物事を推し進めていくパワーを意味します。
若く快活な王子が、力強く現実を分け入るかのように、前進していきます。
必要であれば、周りを押しのけてでも前にでようとするその姿は、逞しくもあり、勇猛果敢な一面だといえるでしょう。
その為、正位置でこのカードが開かれると、望んでいた物事はスムーズに進むと解釈します。
しかしながら、その積極性から視野が狭くなりがちで、周囲への配慮に欠けて、問題が起きる可能性もありますから、その点は注意しましょう。

・逆位置の意味

暴走、独断的、不注意、焦り、浮足立つ、好戦的、劣勢、周りが見えない。

戦車のカードが逆位置で開かれると、積極的な行動力が裏目に出て、物事が全く進まず空回りしてしまいます。
あまりにも我が強く出てしまい、無意識に好戦的な態度を取って、周囲に無用な敵を作るなど、四面楚歌の状態に陥ってしまうことも在るでしょう。
周りのスピードにイライラして、必要以上にストレスを溜めてしまったり、厳しく結果を求めてしまう姿勢が、自分も周囲の人も傷つけます。
戦車のカードは、正位置でも逆位置でも視野が狭くなりがちなので、その点を意識して解釈してください。


『8』力

・数秘:〜 私は構造化する 〜

具体化、計画

・正位置の意味

強い意志、理性や自制、勇気、不屈、実行力、持久力、潜在能力。

力のカードの正位置は、このカードが持つ意欲をそのまま受け取ります。
自らの独力で、物事を進めていく力をもち、それは戦車のカードのようにスピーディでスムーズという流れよりも、地に足が着いた山を動かすような、パワーであるといえるでしょう。
ですから、何かの問いかけでこのカードが開かれれば、その相手に内在する資質や力があることを示し、不屈の意思でやり遂げる強さを表します。
また対策のカードとして、この力が開かれれば、腰を据えて一つのことに取り組む姿勢など、自分の欲望を理性で抑え込み、力強く前進していくように促しているのです。
獅子の口を力で閉じる姿勢は、自分の欲望を抑え込み、物事を理性的に達成させていく、強さを表しているといえるでしょう。

・逆位置の意味

無気力、人任せ、優柔不断、落胆、諦め、甘え、傍若無人。

強い意味を持つ力のカードが、逆位置で開かれるとその強さが大きく反転します。
全てのやる気を失い、無気力で人任せな姿勢が読み取れて、自分のパワーを信頼できずに、投げやりな気持ちが前面に出てきます。
獅子の力に屈するかのように、自分の欲望やエゴに負けて、甘えや傍若無人な態度が、周囲から批判を受ける原因となるのです。
力のカードは正位置に出ても逆位置にでても、強い意味を持つ、現実への影響力が大きいカードなので、その点を意識して解釈するように心掛けましょう。


『9』隠者

・数秘:〜 私は夢見る 〜

決着

・正位置の意味

経験、高尚な助言、精神性、悟りや内観、単独行動、慎重、思いやり。

隠者のカードが正位置で開かれると、それは自分の内面へと目を向けるように、促されていることを表します。
隠者のカードは、悟りを得た賢者が描かれているカードで、今までの経験則や学んできたことに目を向け、自らの意思で判断するように、あなたに語り掛けているといえるでしょう。
答えは自分の中に在るという意味です。
また、ランプが足元を照らしていることから、未来や過去、周囲ばかりに目を向けず、現実の足元に目を向けなさいというメッセージでもあります。
周りの言葉や変化に動揺せずに、自分の意思を尊重して、人生を歩むべき時だと暗示しているのです。

・逆位置の意味

閉鎖的、陰湿、消極的、劣等感、悲観的、人生での迷い、思い込み。

隠者のカードが逆位置で開かれると、その内側に目を向ける意味が、悪い方向で出てしまいます。
閉ざされた心に籠るかのように、行動力は無くなり、家に引きこもってしまったり、人生の選択でも迷い易く、自分が何をしたいのかが明確になりません。
そんなときほど、周囲の言動にも迷い易く、時間を取って心を見つめても、劣等感からネガティブな方向に落ち込みやすいといえるでしょう。
逆位置で開かれたときには、良い情報や刺激を受けられるように、外にでて気持ちの切り替えが必要そうです。

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