五行の法則 – 相剋

相剋(そうこく)とは、相生関係とは逆に当たる、相手を傷つけ合う関係のことをいいます。
ただし、九星の方位出し以外は、相剋の関係だからすべて凶、相性の関係だから吉になるとは限りません。
なぜなら、運勢も相性も、五行のバランスを何よりも大事にするからです。
東洋の占いで相性をみる場合は、相剋関係の五行を恋人星や結婚相手の星とみなすこともあります。


・木剋土

木は、土に根を張って土の養分を奪い取ります。
つまり、木は土を傷つける関係にあります。
逆の立場からみると、土は、木によって養分を奪い取られます。


・土剋水

土は、水を堰き止めたり、水を濁らせたりします。
つまり、土は水を傷つける関係にあります。
逆の立場からみると、水は、土によって堰き止められたり、汚されたりします。

・水剋火

水は、燃えさかる火でも消してしまいます。
つまり、水は火を傷つける関係にあります。
逆の立場からみると、火は、水によって消されてしまいます。


・火剋金

火は、どんなに硬い鉄でも溶かしてしまいます。
つまり、火は金を傷つける関係にあります。
逆の立場からみると、金は、火によって溶かされてしまいます。


・金剋木

金は、刃物を表し、大木さえも切り倒すことができます。
つまり、金は木を傷つける関係にあります。
逆の立場からみると、木は、金によって切られたり、傷つけられてしまいます。

 

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