Waves Bass Riderの使い方(ベース・レベル・オートメーション)

コンプレッサーの場合、音量が基準値を超えると圧縮を行いレベルを揃えるが、Bass Riderの場合には、ソースのエンベロープに反応してゲインを「手でフェーダーをコントロールするように」調整するため、自然なフィーリングを保ったまま音量を揃えることができる。
プラグイン上部のTargetスライダーで、狙いたい音量を設定すれば基本的な準備は完了。
Bass Riderは曲の根幹となるベースサウンドを、狙った音量の範囲に自動で調整してくれる。
ベースの音量調整自体を先にBass Riderで済ませてしまうことで、コンプレッサーやEQではカラー、キャラクター、表情などを加えるための作業に集中することができる。

 

「Target」

かかり具合の調節。(コンプレッサーでいうスレッショルド)
平均レベルあたりに設定するのが基本。

 

「Detect」

・Sensitivity:Hi に近いほど、より細かい音符を拾う。
・Response:リリースの早さを設定。

 

「Ignore」

・Spill:バックグラウンドノイズを「無視」するように設定できる。
・Artifacts:ゴーストノートやタッチノイズなどを「無視」するように設定できる。

 

「Range」

レベルの変化幅の設定。
最大で「±12dB」の幅がある。

※ あまりきつく音量調整をかけたくない場合や、ソースのダイナミクスをある程度残したい場合には、Rangeの範囲を狭める。

 

「Rider」

実際にどれくらい音量が変化しているのか、エフェクトのかかり具合を確認することができる。

 

「Output」

出力量の設定。

 

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