Steinberg Room Worksの使い方(リバーブ)

「Input Filters」

<Lo Freq>

ローシェルビングフィルターが適用される周波数。
ハイシェルビングフィルターもローシェルビングフィルターも、リバーブ処理の前に入力信号をフィルタリングする。

 

<Hi Freq>

ハイシェルビングフィルターが適用される周波数。
ハイシェルビングフィルターもローシェルビングフィルターも、リバーブ処理の前に入力信号をフィルタリングする。

 

<Lo Gain>

ローシェルビングフィルターの増幅量または減衰量。

 

<Hi Gain>

ハイシェルビングフィルターの増幅量または減衰量。

 

 

「Reverb Character」

<Pre-Delay>

リバーブが効き始めるまでの時間。
初期反射音が聴こえるまでの時間を長くすると、広い空間をシミュレートできる。

 

<Reverb Time>

残響時間(秒単位)。

 

<Size>

初期反射音のディレイタイム。
広い空間から狭い空間までシミュレートできる。

 

<Diffusion>

後部残響音の特性をコントロール。
値を上げると拡散音が増え、なめらかなサウンドになる。
値を下げるとサウンドがクリアにる。

 

<Width>

ステレオイメージの左右の広がりをコントロール。
「0%」に設定するとリバーブ出力はモノラルになり、「100%」に設定するとステレオになる。

 

<Variation>

このボタンをクリックすると、異なる反射パターンを使用して、同じリバーブプログラムからバリエーションの異なる残響が作り出される。
一部のサウンドによって不自然な共鳴や好ましくない結果が生じている場合に役立つ。
別のバリエーションを作成することで、この問題を解決できることが多くある。
1000種類のバリエーションを作成できる。

 

<Hold>

このボタンをオンにすると、リバーブバッファーが無限ループで固定される。
この機能を使用すると、ユニークなパッドサウンドができる場合がある。

 

 

「Damping」

<Lo Freq>

低域の減衰を適用しはじめる周波数。

 

<Hi Freq>

高域の減衰を適用しはじめる周波数。

 

<Lo Level>

低域のディケイタイム。
通常の室内環境の残響では、中域よりも高域と低域の方が早く消える。
レベルのパーセンテージを下げると、低域が消えるまでの時間が短くなる。
「100%」を超える値を設定すると、中域よりも低域が消えるまでの時間の方が長くなる。

 

<Hi Level>

高域のディケイタイム。
通常の室内環境の残響では、中域よりも高域と低域の方が早く消える。
レベルのパーセンテージを下げると、高域が消えるまでの時間が短くなる。
「100%」を超える値を設定すると、中域よりも高域が消えるまでの時間の方が長くなる。

 

 

「Envelope」

<Amount>

エンベロープのアタックコントロールとリリースコントロールが残響自体に影響する度合い。
値を下げるとエフェクトが弱くなり、値を上げるとエフェクトの効きが強いサウンドになる。

 

<Attack>

RoomWorks のエンベロープ設定は、ノイズゲートやダウンワードエクスパンダーと同様に、残響音が入力信号のダイナミクスに従う方法をコントロールする。
「Attack」は、信号ピークのあと、残響音が最大音量に達するまでにかかる時間を決定する。(ミリ秒単位)
プリディレイに似ているが、リバーブはすぐに開始するのではなく、徐々に増加していく。

 

<Release>

ゲートのリリースタイムと同様に、信号ピークのあと、残響音がカットオフされるまでに聴こえる時間の長さを決定する。

 

 

「Output」

<Mix>

ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定。
RoomWorksをFXチャンネルのInsertエフェクトとして使用する場合は、この値を「100%」に設定するか、「Wet only」ボタンを使用することが推奨。

 

<Wet only>

「Mix」パラメーターを無効にし、ウェット信号 (エフェクトをかけた信号)=100%にする。
RoomWorksをFXチャンネルまたはグループチャンネルのセンドエフェクトとして使用する場合は、通常、このボタンをオンにする。

 

<Efficiency>

RoomWorksに割り当てる処理パワーの割合を決定する。
この値が低いほど、多くのCPUパワーが使用され、高品質の残響音が生成される。
「Efficiency」の設定値を非常に高くすると(90%以上)、興味深いエフェクトになる。

 

<Export>

オーディオの書き出し時に、最高品質の残響音を作成するために、RoomWorksがCPUの最大パワーを使用するかどうかを決定する。
書き出し中、特定のエフェクトを作り出すために「Efficiency」設定を高くしたままにしておきたいことがある。
このような場合、エクスポートで最高品質の残響音を作り出すには、このボタンをオンにしておく。

 

<出力メーター>

出力信号のレベルが表示される。

 

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