・INPUT:入力信号のレベル。(-∞ ~ +18dB)
※ ステレオの場合、左右で独立した調整も可能。
※ 左右でリンクさせる場合は、リンクボタンで有効にしておく。
・OUTPUT:処理後の出力ゲイン。
・CROSSTALK:ステレオ効果を得るために、左と右入力合計を制御する。(0% ~ 100%)
「プレートの選択とDamperの調整」
4つのプレートから選択し、Damper(リバーブタイムに相当)を、0~10の11段階で調整する。
この際、リバーブの強さ(センド量)も合わせて調整する。
センド量は多めから下げていき、あまりリバーブが主張しなくなる境目のところを狙うと上手く行きやすい。
・PLATE SELECTOR:プレートタイプ。(A/B/C/D)
・DAMPER:リバーブのディケイタイム。(0 ~ 10:プレートにより約1 ~ 5.4秒の間で変化)
※ メーター自体か、”+”、”-”ボタンをクリック。
「EQの調整」
TREBLE(高域)の調整と、BASS CUT(ローカット)を行う。
TREBLEは、4kHzのハイシェルフとなっており、±20dBの範囲で調整可能。
BASS CUTは、10Hzから1kHzの範囲で、3段階の調整となる。
ボーカルにかける場合は、低域が重たくなりがちなので、若干ローカットする。
高域は楽曲の雰囲気に合わせて、抜けの良いサウンドが欲しければ増、柔らかいサウンドが欲しければ減、といった具合に調整すると良い。
・TREBLE:リバーブの明るさを制御する4000Hzのハイシェルフフィルター。(-20dB ~ +20dB)
・BASS CUT:低域周波数をカットする4つのハイパスフィルタモード。(0/1/2/3:0=OFF、10Hz ~ 1000Hz)
「PLEDELAYとDRIVEの調整」
PREDELAYは、リバーブの発音タイミングを遅らせるパラメーター。
ボーカルにかける場合は、若干遅らせて立ち上がりをすっきりさせることが多い。
大きく遅らせるとリズムがおかしくなるので、徐々に戻していき、違和感の無いところで止める。
ほんの少し遅らせるだけでも雰囲気が変わり、奥行きも感じられるようになる。
DRIVEは、リバーブ成分に歪みを加えることができる。
強すぎるとザラつきが気になるが、程よくかけるとリバーブの密度が上がったような感じになる。
リバーブの音量自体も増すので、Outputを少し下げて対応する。
ANALOGツマミは、ハムノイズを付加するものになり、特別な目的がない場合はOFFにしておく。
・PLEDELAY:ドライ音とウェット信号の間のディレイ時間。(0ms ~ 500ms)
・DRIVE:ドライブ量。(0 ~ 100)
・DRY/WET:ドライ音とウェット音(リバーブ音)の量を調節する。(0% ~ 100%)
・ANALOG:信号に追加されるモデリングされたハム&ノイズの量を制御する。
「ステレオイメージャーを併用する」
メインボーカルの音作りが目的の場合、リバーブをセンター寄りに集めることで、効果を集中させ、他のリバーブとの住み分けを図ることができる。
・リバーブプラグインの後段に、ステレオイメージャーをインサート。
・Widthを縮める方向に調整。
ジャンルによっては完全にモノラルにする場合もあるが、他のトラックやリバーブの定位とのバランスを見ながら調整すると、ちょうどいい広さが見つかる。